親しらずの抜歯
2019.03.25 / 未分類 / Author: admin
こんにちは。
学生さんは春休みシーズン、真っ只中❗️の事と思います。
20才前後になると、親しらずがはえてきて、お痛みが出たり歯肉が腫れたりする患者様もいらっしゃるかと思います。
その春休み期間中に抜歯を考えられてるかた!
抜歯と言えども外科手術の部類に入ります。
いきなり来てすぐに抜いて!ということはできないのです。
何故ならば、どんな風にはえているのか大きなレントゲン写真を撮ります。そして下の親しらず根の先の近くには、大きな神経が走っています。
親しらずが横に寝てはえていたり、骨に埋まっていたり、大きな神経の近くにあったりすると、CTを撮影し、3D画像でどのように歯があるのか確認する作業が必要です。
もし横に寝てはえていたり、骨に埋まっていたりしたら、抜歯の際に骨を削る超音波の機械を使って抜歯をします。
オペ時間としては約1時間。ずっとお口を開いて頂かなくてはなりません。
そして、抜歯をするときにお口の中がきれいな状態でないと、感染をおこす危険性もあります。お口の中は常に細菌がいます。事前に歯石のお掃除もする必要があります。
そして、抜歯をした際に、傷口を糸で縫います。翌日に消毒にいらして頂くのと、糸を取る処置(抜糸)は、1週間後にご来院をお願いしております。
その後も大きな穴になった状態の所に、お食事のカスが入り込みますので、2日おき程度でその食片を水圧で出す処置が必要になります。
人によっては2週間程度、頻繁に通って頂く必要があります。
ですので、たとえば今日(3/25)に初診でご来院頂いても、オペの時間を確保しなければなりませんので3月中に親しらずの抜歯ができるとは限りませんし、たとえすぐに抜けたとしても1週間後の抜糸にはいらして頂かないといけません。
4月から会社の研修で地方に行かれてしまう、ですとか、4月に入ったら社会人になるので、頻繁には来れなくなる。というような方は、もう少し早い段階で(3月上旬か中旬頃)ご来院頂きませんと、ご希望には添えません。
特に下の親しらずは、お顔の形が変わるほど腫れてしまう方もいらっしゃいます。それとまるで殴られたかのごとく、青アザや皮膚が黄色く目立ってしまう方もいらっしゃいます。
腫れや痛みは1週間~10日程でおさまりますが、それも含めて抜歯をご検討して頂きたいです。
皆様、抜歯を簡単に考えられているようですが、私自信が経験した感想では、ダウンタイム(腫れや痛みがある状態)は2週間程度。はっきり言って、つらかったです!ずっとマスクで隠していました。
計画的にご予定を組んで頂いて、抜歯に望まれた方が良いかと思います。
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